大河ドラマ『八重の桜』第三回レビュー
さて八重の桜もいよいよ盛り上がってきました。今まで盛り上がってなかったみたいな書き方をしてすみません。さて、第三回「蹴散らして前へ」を要約すると「お前が脱いでどうする西島」でした。
八重の兄の山本覚馬(マッチョ西島)は江戸の佐久間象山の塾で学んだ後、会津に戻ります。江戸で西洋の科学技術を学び、黒船を目の当たりにした覚馬は、旧態依然たる会津藩の状況に危惧の念を抱き蘭学所の整備や軍政の改革を急ごうとします。しかし、従来のコテコテ武士道を信奉する守旧派は反発します。
そしてついに、守旧派藩士と覚馬との間にいざこざが起きます。ここは重要な場面ですので少し詳しく再現しておきましょう。
守旧派藩士:「おいおい出たぜ、あれが噂の意識の高い系会津藩士の山本覚馬だぜウェイウェイ!」
覚馬:「おいコラ待て!脱ぐぞコラ!」
守旧派「江戸留学経験ありとか象山塾出身とかプロフィール盛り過ぎなんだよ!ウェイウェイ!」
覚馬「何コラ!脱ぐぞコラ!」
守旧派「グローバル化がどうこうとか。欧米か!西洋式の鉄砲がどうとかこうとか。欧米か!どうせ弓も槍もできねえへなちょこ野郎だろ!ウェイウェイ!」
覚馬「何コラ!脱ぐぞコラ!」
こうして覚馬と守旧派藩士とは槍の試合で決闘することになります。ここで覚馬がシュワちゃん並みのマッチョな肉体を披露するというあの伝説のシーンとなり、「お前が脱いでどうする西島!」という全国の綾瀬はるかファンの声はNHKから二十億光年離れたところまでふっ飛んでいくこととなりました。
この槍の試合では覚馬が勝利をおさめますが、この後、会津藩幹部に反抗した覚馬は謹慎処分を受けてしまいます。完全にふてくされた覚馬はその日以来家で鼻くそをほじりながら雪の宿をかじるという自堕落な日々を過ごします。そんな兄の姿をみかねた八重は、山下真司のモノマネをしながら「今日のお前は最低だ!それは砲術をなめてるからだ。生きるってことをバカにしている。いま自分がやっていることをひたむきにやらないで、この短い人生でいったい何が出来ると思ってるんだ!よく考えて見ろ、相手も同じ高校生だ。それが何で109対0なんて差がつくんだ。お前はゼロか、ゼロな人間なのか!それでいいのか、お前らそれでも男か!悔しくないのか!」と絶叫します。この八重の言葉で目を覚ました覚馬はもう一度やる気を取り戻します。
そして、同志社大学関係者が、ひょっとしたらこのまま新島襄が出て来ないで終わるのではないかと心配をし始めたところで第三回放送分は終わります。
第四回も非常に楽しみです。