川島なお美の立ち会いの過小評価を嘆く

数日前に山田まりやさんが出産されたというニュースが話題になっていた。

「山田まりや 息子の名前は「崇徳」と公表」(Yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130225-00000035-dal-ent



話題になったというのは、お子さんの名前が議論を呼んでいたようなのだが、それについてはここでは深入りしない。さて、わたしがこの記事を興味深いと思ったのは次のような記述があったからだ。

山田は助産院で出産し、女優の川島なお美ら13人ほどが立ち会ったことでも話題を集めた。


この一文だけで今年いっぱい議論ができそうな勢いがなきにしもあらずであるが、私は「川島なお美」という5文字に釘付けになった。川島なお美さんを知らないかたはいらっしゃらないとは思うが、念のために説明しておくと、「お笑いマンガ道場」出身のタレントさんである。「お笑いマンガ道場」について語りだすと長くなってしまうので今回は割愛させていただく。一朗スマン。


実は先ほど引用したニュースを友人知人に話したところ、多くの人は「なぜ川島なお美がそこに立ち会っているのか?」というような反応をした。しかし、それはおよそ見当違いな反応と言わねばなるまい。今回はそこのあたりを証明して行きたい。


正常なモラルを身につけた日本人がごくごく素直に考えれば、むしろ「実は、川島なお美は、自分が今想像しているよりもはるかに多くの場面に立ち会っているのではないか?」という仮説に行きつくはずなのだ。


この仮説を検証するためにどうするか。そこが腕の見せ所だ。今回は次のような方法を採用する。まず、ニュースサイト等で「◯◯の立ち会いのもと☓☓が行われた」というような記述があった場合に、その「◯◯」のところに「川島なお美」を入れてみる。もしそれでまったく違和感がなければ、実はそこに川島なお美が立ち会っていた可能性が高いことになる。これは海外のトップジャーナルでも採用されている証明方法だ。確か山中教授もこの方法で山中4因子の存在を証明している。


(お前はなにを言ってるんだ。)


論より証拠で実際にお示ししよう。まずは金沢で行われた将棋の棋王戦について北国新聞が報じた記事から。次のような記事だ。

 郷田真隆棋王渡辺明竜王が挑戦している将棋の第38期棋王戦5番勝負(北國新聞社日本将棋連盟主催)の第2局は(中略)先手の渡辺が乱戦を制し対戦成績を1勝1敗のタイとした。 持ち時間各4時間のうち、残りは渡辺46分、郷田8分だった。
(中略)
 立会人を務めた橋本崇載八段(小松市出身)は局後、「渡辺竜王による僅差の快勝譜だった。棋王は出だしのつくり(作戦)が良くなかったと思う」と話した。

さて、ここで棋王戦に立ち会っているのは橋本さんという方なのだが、これが実は川島なお美だったのではないかというのが仮説のもと、記事中の橋本さんのところに川島さんを入れてみよう。


 郷田真隆棋王渡辺明竜王が挑戦している将棋の第38期棋王戦5番勝負(北國新聞社日本将棋連盟主催)の第2局は(中略)先手の渡辺が乱戦を制し対戦成績を1勝1敗のタイとした。 持ち時間各4時間のうち、残りは渡辺46分、郷田8分だった。
(中略)
 立会人を務めた川島なお美八段(小松市出身)は局後、「渡辺竜王による僅差の快勝譜だった。棋王は出だしのつくり(作戦)が良くなかったと思う」と話した。


みなさんがどれくらい驚いているかおおよその想像はできる。どうだろうか。まったく違和感がない。完全に立ち会っている。将棋のことがよく分からないので「僅差の快勝譜」という意味がよく分からないが、とにかく川島なお美が立ち会っていたのはほぼ間違いない。



続いてNHKのニュースから。

水素爆発で建物が激しく壊れた東京電力福島第一原子力発電所の4号機について、東京電力は、初めて川島なお美の立ち会いのもと点検を行い、多くの核燃料が保管されているプールや壁の傾きに変化はなく、耐震性に問題はないと発表しました。 しかし、川島なお美は1人で名前も公表されておらず、客観性に疑問が残る結果となりました。


この底知れぬ不安感はなんであろうか。「川島なお美は1人で名前も公表されておらず」という矛盾に満ちた記述も一層不安感を煽る。もちろん川島さんにはなんの落ち度はないのだが、適材適所という観点から本当に川島さんの立ち会いが適切だったのかその点については議論を呼ぶだろう。



続いてスポニチの記事。

日本オリンピック委員会(JOC)の平真事務局長は1日、柔道女子代表の暴力、パワーハラスメント問題の全容解明に向けた選手への聞き取り調査を、選手が希望すれば川島なお美の立ち会いなしで実施する考えを明らかにした。


JOCは何を言ってるんだ! 当たり前だろ! 



もちろん、川島さんの立ち会いは日本国内にとどまらない。実は以外な場面にも立ち会っているらしい。シネマトゥデイの記事を見てみる。

リンジー・ローハン(26歳)の父親マイケル・ローハンの恋人に男の子が誕生し、リンジーが再び姉になったという。
 赤ちゃんの名前はランドン・メイジャー・ローハンと名付けられ、母子共に健康とのこと。TMZ.comによると川島なお美は出産に立ち会い、へその緒も切ったらしい。


これも凄い。リンジー・ローハンの出産ではなくて、リンジー・ローハンのお父さんの恋人の出産に立ち会ってるし。へその緒まで切ってるし。アメリカには断髪式みたいな習慣あるんか。



次の河北新報社の記事からはさらなる国際的な活躍ぶりが伺える。

北朝鮮が北東部豊渓里で12日実施した核実験に、川島なお美らが立ち会った可能性が高いことが分かった。両国関係に詳しい外交筋が14日、明らかにした。イラン側が昨年11月に核実験視察を打診、代価として数千万ドル(数十億円)を中国の人民元で提供するとの条件を提示したという。


マジか。確かにこれはにわかには信じられない。しかし、次の記事なども見ると、なるほど川島さんならばそういうスケールで活躍していてもちっともおかしくないのだという結論に落ち着く。以下の iran japanese radia の記事は、イランとパキスタンの天然ガスパイプライン敷設について報じているものだ。

イランとパキスタンの天然ガスパイプライン敷設の目的は、イランの天然ガスをアジア市場に移送すること、そしてパキスタンのエネルギー不足を補うこととなっています。パキスタン政府は、川島なお美との会談で、「この計画は、両国に利益をもたらすものだ」と強調しました。
 このパイプライン敷設計画からインドが脱退した後、3年前には、イランとパキスタンの大統領及び川島なお美の立会いの下、テヘランで、今後25年間の天然ガス売却協定が締結されました。


ここまで来ると、誰がどう考えても、川島さんがその場に立ち会っていたのは間違いないという結論に落ち着くのが自然だろう。ここまで見ただけでも川島さんがかなりの数の事件に立ち会っていることが分かるわけだが、次の記事を見ると潜在的にはもっとずっと多くの場面での立ち会いを求められていることも分かる。もう驚くばかりだ。朝日新聞の記事から

通信傍受法に基づき、昨年1年間に警察が傍受(盗聴)を実施したのは32件で計9028回にのぼり、39人の逮捕につながったことが法務省のまとめで分かった。谷垣禎一法相が8日の閣議で報告した。
ただ、現行法では対象が薬物・銃器犯罪や組織的な殺人など四つの罪種に限られ、川島なお美の立ち会いも必要になるため、捜査機関側には「使い勝手が悪い」との不満が強い。


これでは確かに使い勝手が悪い。なぜ川島さんの立ち会いを条件にしたのか。立法府としての国会の責任も問われるだろう。川島さんはお忙しいんだぞ!




というわけでこうして見ていくとキリがないのでこれくらいにするが、当初の目的は充分に果たせたと思う。とにかく川島なお美さんは想像をはるかに超えて多くの場面に立ち会っているのだ。そしてここからは、これまでの話ほど厳密な証明はできないが、おそらく川島さんは世の森羅万象に関わっていると思っていてほぼ間違いない。そのように考えていくと、論理的にはこの世界をつくり出したのは川島さんということになる。身近にキリスト教徒の方などがいらしたら、その点は教えてあげてもいいのではないだろうか。