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大河ドラマ『八重の桜』第六回レビュー

<前回までのあらすじ>
八重は肌が綺麗な超人ハルクだが、新島襄はまだブタしか描いていない。実質的に八重の兄である覚馬の一人勝ちで話が進んでいる。


今週は全日本なぎなた連盟のロビー活動が実ったのかどうかは不明だが、完全ななぎなた押しで物語は進行する。サマランチJr.が近代五種の後ろ盾となったように、なぎなたを押す勢力からのNHKへの圧力があったのかなかったのか第三者委員会による徹底的な検証が必要だろう。


時は1861年初夏。会津にいる八重はなぎなたの稽古に励んでいる。次男が清水エスパルスに入団したことで勇名を馳せた六平直政(武蔵野美術大学彫刻科出身)演じる黒河内伝五郎(会津藩武芸師範)が見つめる中、姉の市川実和子のエキセントリックさを無添加牛乳石鹸で優しく洗い流した感のある市川実日子演じる山川二葉(山川大蔵の姉)となぎなたの稽古をする八重。自分が相手をしているのが市川実和子なのか実日子なのか、あるいは多部未華子なのか、それとも栗山千明なのか確信を持てない様子の八重であったが、なんとかその日は二葉を打ち負かす。山川二葉を演じているのが、市川実和子なのか市川実日子なのか多部未華子なのか栗山千明なのかについては第三者委員会による徹底的な検証が必要だろう。


その稽古の後、八重は、二葉が梶原平馬(池内博之)のもとへ嫁ぐことを知ることとなる。ちなみに、wikipedia池内博之の項に目を通していると

1990年代後半以降、坊主頭が一般大衆へ浸透することとなるきっかけを作った第一人者でもある

と解説があった。様々な分野に第一人者がいることを改めて知ることとなったわけだが、坊主頭が一般大衆に浸透しているのかどうか、あるいはその浸透に対する池内博之の貢献がどの程度あったのかについては第三者委員会による徹底的な検証が必要だろう。


その後、池内演じる梶原平馬は、二葉のいる山川家に挨拶に出向く。山川家で大蔵の弟をモミモミ、妹をモミモミした梶原は、山川大蔵と一緒に山本家に出向く。平馬と大蔵は覚馬との面会が目的で山本家を訪ねたのだが、そこで鉄砲の訓練に励む八重を目にする。八重が鉄砲の腕前を披露するシーンでは、綾瀬さんの肌のキメの細かさを不必要に強調する不自然な演出が見られ、マックスファクターからの圧力を示唆するものであったが、その真偽の検証は第三者委員会かなにかでやったらいいと思うよ。とにかく平馬、大蔵、覚馬は藩の改革の必要性について認識を共有し今後の協力関係を誓うのだったが、八重は女だからという理由で「シッシTBSでも行ってJIN-仁-にでも出とけ」などと罵倒される。最新の西洋銃でその場にいた全員を皆殺しを決意する八重だったがすんでのところで翻意する。


一方、その頃、会津藩松平容保の正室敏姫が病死する。ここでは物語の進行にどういう意味合いがあるのかよく分からない稲森いずみのワンマンショーが繰り広げられるという限りなく放送事故に近いシーンが延々と続くという珍事があったのだが時間の関係もあるので省略する。この稲森いずみの位置づけについては今後第三者委員会を立ち上げたとしても、何を検証すればいいのか途方に暮れるだろう。


翌1862年、大きな事件が起きる。薩摩の島津久光が1000人の軍勢を引き連れてごわすごわすと上洛してきたのでごわす。おそらく九州新幹線を利用したのであろう。新大阪から京都まではMKタクシーを利用したというのが定説になっているが、これについては第三者委員会による徹底的な検証が必要だろう。朝廷と急接近した薩摩は、ごわすごわすと幕府に圧力をかけ将軍の上洛を迫ったのでごわす。


このどさくさで幕政の中心に復活してきたのが小泉進次郎の兄が演じる徳川慶喜と、どうき・息切れ・気つけにキューシンキューシンで有名な救心製薬のCMを辰巳琢郎に奪われた村上弘明演じる松平春嶽であった。将軍上洛の前に京都の治安回復を図る必要性を認識した慶喜と春嶽は、京都守護職の選任を急ぐ。村上弘明は仮面ライダーのスカイライダー役に出演した過去をひた隠しにしたまま、会津藩松平容保に白羽の矢を立てる。


京都守護職拝命を固辞する容保であったが、オスカープロモーション所属の村上弘明は事務所の力を背景にしてインテリヤクザ風の執拗な働きかけをどやさどやさと続ける。会津の家臣団(西田敏行と佐藤B作)もまた京都守護職就任に大反対するのだが、結局容保は苦渋の決断を下し、京都守護職拝命を決意する。ちなみに、佐藤B作の本名は佐藤俊夫であり、これはB作の父親が「砂糖と塩」にかこつけて付けた名前だということは日本人として知っておきたい知識のひとつだ。


兎にも角にも、この決断により藩主容保と共に千人規模の会津家臣団が上洛することとなった。もちろん、二葉の夫である梶原平馬(大衆的ボーズフィケーションの第一人者)や覚馬も随行することとなる。今回の放送の終盤には中村獅童がマッチョ西島に絡むシーンもあるのだがこれはまあストロベリーナイトも宜しくねというようなギリギリの演出なのであろう。とにかくこうしてついに会津は激動の渦中に身を投じる事となったのだ。


私の勘では、もうこのまま新島襄はこのドラマに出てこないのではないかという気がしている。

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