暑さでやる気はないのに健康のために野菜を摂取したいときに飲む冷製カロチンスープ

暑さでやる気がでない、でもやる気を出しても何もうまくいかない、それゆえに死んでしまいたい、それなのに将来の健康のために野菜だけは摂取しておきたい、そんな矛盾を抱えながらも病院のお世話にもならずに元気で生きているという皆さんにおすすめの逸品です。一品と書こうと思ったのに勝手に逸品と変換されたのでなんとなくそのままにしておいただけで逸品というほどのものではありませんが、非常に短時間でできます。かぼちゃの種を蒔いて立派なカボチャができるまで待つというような愚を犯さなければおそらく10分程度で出来てしまいます。大変美味しいです。個人の感想です。なくなり次第終了です。


材料
カボチャ  1/8
人参    1/2
コンソメ  1個
牛乳    2カップ
氷     適量


シンプルな料理なので材料は充分に吟味していただきたいですが、我が家ではおよそカボチャには見えないようなニュージーランド産のカボチャなどを使ったときも家族全員が文句の一つも言わずにごくごく飲んでいましたので、我慢強い家族に恵まれれば材料はそれほど吟味しなくても良いのかなというのが現時点での非公式な見解です。個人の感想です。なくなり次第終了です。


作り方
1. カボチャと人参をレンジでチンする
2. そのままカボチャと人参食べても美味しそうだけどここで食べてしまうとコンソメ牛乳になるので我慢する
3. ミキサーにカボチャ、人参、コンソメ、牛乳を素知らぬ顔で入れる
(すぐに冷たいのが飲みたい場合は氷も入れる)
4. 頼む美味しくなれと願いながらミキサーのスイッチを入れる
5. ミキサーで撹拌している間にミキサーから目を離した隙にどろっとした生牡蠣をいれられちゃうからうっかり目を離せないぜ
6. 今日はこれくらいにしといたるわとミキサーに因縁をつけながらミキサーのスイッチを切る
7. そのへんに転がっている結婚式の引出物で頂いたダサいスプーンで一口味見をする
8-a. コンソメの塩味が濃すぎる場合、舌打ちを連発しながら牛乳を少し加えてもう一度ミキサーにかける
8-b. コンソメの塩味が薄すぎる場合、はてなハイクで「薄味にしたおかげで野菜の味がよりクリアになったな」みたいな負け惜しみをつぶやく
9. 適度に自分と折り合いがついたなと思ったらおもむろにごくごく飲む


私は面倒くさいのでカボチャも人参も皮付きのままチンしてそのままミキサーに投入します。それでなにか舌触りが良くないとかなんとか全盛期の織田信長みたいなことを言える空気が我が家には微塵も流れていないためか皆さん黙ってごくごく飲んでいます。しかし、ミキサーのスイッチを入れてカボチャの皮が徐々に細かくなっていき、最後にはスープと渾然一体となる様を眺めていると不思議と夏の暑さが吹き飛んだりするほど人生甘くないけど良い夏を!