アイヌのシシャモ伝説と徳川埋蔵金

先日、食卓の席でシシャモの話が出たので、それを機にシシャモについて調べようと思ってwikipediaを見てみた(やる気ないんか)。するとシシャモというのはアイヌ語で「柳の葉」という意味だということが書いてあり、それに関する次のようなアイヌの伝説が紹介してあった。

飢えに苦しんでいたアイヌの娘が病気の父のために川岸で神に祈りをささげたところ、柳の葉が川に次々と落ちて泳ぎ回りそれがシシャモになったという伝説[4][5]。娘ではなく息子とされる場合もある。


面白い話だなと思って、この話を子供達に読み上げてやってドヤ顔をしていたら、下の子が「えっ、それでその病気のお父さんは元気になったの?」と訊いてきた。wikipediaのシシャモの記事にはそこまでは書いてなかったので「ああ、これにはそこまでは書いてないわ↓」と返答すると「なんで肝心なことかいてないの!」と叱られてしまった。


「本当に大切なことは眼に見えないんだよ。徳川埋蔵金のようにね。」ってフレンチなアメリカンジョーク風に切り返せなかった自分を恥じて切腹したいと思ってやめた今年のお盆だった。


アイヌ神謡集
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(2012-10-04)


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