なぜエルサを松田聖子にしないのか?『アナと雪の女王』観た

ネタバレ注意




自らに備わる魔法の力(触ったものが全て凍ってしまう)がもたらす影響の大きさを恐れ、王宮に閉じこもり人を避けて生きてきた女王エルサだったが、イタイ妹アナのイタイ結婚話に思わずブチ切れてしまったためにイタイ痴話喧嘩に発展し、これをきっかけに家を飛び出すと、どういうわけだか突然あれこれ思い悩むのが馬鹿らしくなったらしく、完全に開き直ってありのままの自分になってみたら(見た目もいきなりヤンキーっぽくなる!)超楽しいし、少しも寒くないわと興奮して山奥で熱唱するけど、ほっぽり出してきたあんたの国は急に真冬になって凍りついてしまったよ・・・あんたは寒くないかもしれないけど(*_*)・・・手袋くらい我慢してくれないかな・・・みたいなところから話が動き出す。


映画を見る前は、ウジウジ思い悩むのをやめてありのままの自分になってスッキリとした喉ごしの宇治茶を飲むと、私も世界もwin-winの関係になって、最後はミッキーマウスとかドナルドダックとか闇金ウシジマくんとか出てきてみんなで踊り狂って超ハッピーエンドみたいな流れを予想していただけにこの展開は意外だった。ありのままの自分を出してみると自分は超ハッピーだけど、自分以外の全員が不幸になる(しかも指摘されるまでそのことに気付かない)というところから話が動き出すのだ。


そう考えるとなぜエルサ役を松たか子ではなく松田聖子にしなかったのかという点だけが疑問として残った。しかし、全体を通したみると素晴らしい作品だった。


急に時間がなくなったみたいな終わり方ですみません。アイスだいすき!