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うららうららうらうらら『八重の桜』第四十ニ回レビュー

明治15年になると板垣退助自由党を結成する。しかし、そうした動きに反対する暴漢が板垣を襲撃。板垣はナイフで刺されてしまう。ここで刺された際に板垣が言い放ったのがあの有名な「痛い!痛い!無茶苦茶痛い!」が新聞報道されて全国に広まり、政党政治確立の機運がますます高まっていった。


一方、襄は夏の伝道旅行で会津に行くと提案する。八重とミネは神戸から海路で、襄と伊勢TOKIOは陸路で行くことになった。会津に向かう途中で四人は襄の故郷である安中で落ち合う。安中では熊本バンドのひとり海老名が伝道活動に励んでいた。海老名は伊勢TOKIOの妹と結婚していたので、親戚の集まりのようになっている。さらにそこに徳富蘇峰が空気を読まずに参加していた。徳富はそこで新聞社創設の夢を語る。


そしてついに八重らは会津の地に帰ってきた。会津戦争から10年以上の歳月が流れていた。翌日、八重らは旧山本家の地を訪ねるが、一帯がすっかり変わってしまっていた。一同途方にくれていたのだが、伊勢TOKIOが突然すっ転んだのをきっかけに八重の記憶が突然蘇った。間違いなく山本家の角場(鉄砲の練習場)であった。様々な思い出が八重の脳裏をよぎり、さながら前半の総集編のような展開であった。


思い出を噛みしめる八重であったが、そこでひとりの女性が声をかけてきた。山本家の女中をしていたお吉であった。そしてお吉から、ミネの母であるウラが近くに住んでいることを知らされる。教えてもらった場所を訪ねるとそこには本当にウラの姿があった。ミネはウラに声をかけるが、ウラは「私はもう山本家とは縁が切れた身だから」と拒絶しようとする。しかしミネが結婚して幸せにしていると告げると、「良かったあ」と言ってヨレヨレと泣き崩れた。ミネとウラはしっかりと抱き合った。ミネはウラに一緒に帰ろうと提案するが、ウラはそれは拒否した。画面下には「覚馬のクソ野郎が全て悪い」というテロップが七秒ほど表示されていた。


そして今週の最後は久しぶりの山川家の登場であった。山川大蔵の弟の健次郎は東大の物理学の教授になっていたが、それはおまけのような扱いで、焦点はもっぱら妹の捨松の帰国に当てられていた。山川家の三女捨松は長きに渡ったアメリカ留学から孔雀のような格好で帰国したのだった。ちなみに捨松役の水原希子さんについては、以前志村動物園に出演しているのを見た事があるのだが、それがどうしたと言われるとどうということの程はないのであった。